記事№4 ジムニー

オフロード走行に特化している軽自動車の歴史

スズキが40年以上に渡り販売しているジムニーという車をご存知でしょうか。これは軽自動車のオフロード四輪駆動車として、発売当初から日本、そして海外でも高い評価を受けています。

そこで今回は、ジムニーの歴史を調べ、なぜ高い評価を受けているのかをまとめてみました。

ジムニーの特徴といえば、軽量ボディや大径タイヤなどを採用し、悪路を走破するのに最適な四輪自動車に仕上げられていることです。現在でも、クロスカントリー(舗装されていない林道や、自然のままの地形を走る)の世界で高い支持を受けています。

世界で認められる高い走破性

このジムニーの始まりは1970年です。土木、建設、林業などでプロが使う道具として開発されるとともに、一般ユーザーにも受け入れられるように、外観にスポーツ性を取り入れたり、気軽にアウトドアを楽しめるようにと、販売価格や維持費を抑える工夫も取り入れ、販売を開始しました。

その後1972年に空冷エンジンから水冷エンジンへと転換を行い、中低速時のトルクをアップさせたり、4名乗車を可能にしました。さらに1976年には、359CCだった排気量を539CCにアップさせ、トルクとパワーを強化しました。また、この時のモデルをもとに、797CCのエンジンを搭載し、ジムニー8として海外市場へ参入しました。

1981年には初のフルモデルチェンジを行い、快適性やオンロード、オフロード問わず優れた走破性を追求し、それがきっかけとなり販売台数を一気に伸ばすことになりました。また排気量を970CC、後に1,324CCにアップさせた海外市場用の新モデルも搭載するとともに、世界のオフロードレースに積極的に参加し、数々の優勝を収めることにより、ジムニーの名を世界に鳴り響かせました。

1986年には初のターボエンジンを搭載し、1990年には排気量を657CCにアップさせることにより、パワーとトルクの大幅な改善がなされ、ここでも多くのユーザーの人気を集めました。

1998年には2度目のフルモデルチェンジを行い、これまでの良さをしっかりと残しながらも、最新の技術を搭載し、走行面・安全面でのレベルを上げて、現在に至っています。

ジムニーという独特の存在感

このようにジムニーの歴史を見てみると、40年以上販売しているにもかかわらず、フルモデルチェンジをわずか二回しか行っていないのは大きな特徴でしょう。

しかし、走破性の高さが高く評価され、日本のみならず世界で認められる名車となっていることは、ジムニーの性能の良さを物語っています。

一方で、オンロード、オフロードどちらでも対応できるとはいえ、やはりオフロードをメインで使っているユーザーが多く、燃費という観点で考えると、14.8km/lと他社の軽自動車に比べて大きな差をあけられています。

しかし逆にいえば、他車にはない個性的な車、オフロードはジムニーという独特な存在感を示しているのも、ジムニーならではといえるでしょう。

これからも軽自動車のオフロード四輪駆動車として、独自の道を築き続けてほしいものです。