記事№6 レガシィ

レガシィ(遺産)を語り継ぐためのスバルの努力

富士重工業という日本のメーカーが製造している車を知っていますか。おそらくスバルといわれるとピンとくる方が多いのではないでしょうか?

そのスバルを代表する車の一台がレガシィです。スバリストと呼ばれるファンはもちろん、ファミリー世代からも多くの人気を集めている車です。

そこで今回は、レガシィの歴史について調べ、もっと多くの方にレガシィを気に入っていただければと思います。

記録の誕生と歴史の始まり

1989年に水平対向エンジンと4WDを組み合わせた、初代BC/BF系となる、4ドアセダンとツーリングワゴンを発売しました。セダンタイプにはターボを搭載したRSというグレードを設定し、当時としてはクラス最強の220PSを発生させ、走ることへの追及が始まりました。

そのことは、セダン発売前にアメリカで行われた、10万km耐久走行にて、走行平均速度223km/hという国際記録を樹立したことからもわかります。すでに、発売当初から世界レベルの走行性能を発揮していたのです。

同年にツーリングワゴンにもRSと同じエンジンを搭載し、ハイパワーなワゴンという、これまで日本に存在しなかったツーリングワゴンのイメージを作り上げ、後に多くの方の人気を集めるきっかけとなりました。

1993年には二代目となるBD/BG系が発売されました。他車メーカーがボディサイズや排気量が大きくなっていく中で、レガシィは5ナンバーサイズ、排気量2.0L以下を守りながらも、内外装のデザインへのこだわり、ボディ剛性の強化など、走ることへの追及は続きました。

また、セダン、ワゴンタイプともに、一般量産車での排気量2.0Lモデルとして世界で初めて最高出力280PSに到達し、大きな注目を集めました。もちろん、他のグレード開発にも力を入れました。燃費向上を目的とした1.8Lモデル、ワンランク上の上品な走りを求めた2.5Lモデル、北米市場向けのアウトバックSUVなど、世界中の幅広い方にレガシィの良さを体感してもらおうと、開発を進めてきました。

先代から後代へとつなぐ遺産

三代目となるBE/BH系が発売されたのは1998年のことです。オーディオや空力性、衝突安全性の向上など、走り以外にも目を向け、さらに洗練されたモデルとなりました。また3.0Lモデルを新たに設定したり、ポルシェデザインと共同開発した外装やLSDを装備した特別仕様車「BLITZEN」を発表し、大きな話題を呼びました。

2003年には、初の3ナンバー化となったBL/BP系が登場し、先代モデルを改良し走りや快適性を追求した結果、スバル車として初めて2003-2004日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞する快挙を成し遂げました。

2009年には5代目となるBM/BR系が発売され2014年に製造を終了し、後継車となるレヴォーグの販売を開始しました。

このように、販売当初からいくつかの記録を打ち立て、スバルを代表する車となったレガシィですが、水平対向エンジン独特の故障や、ボディが大型化されたことをネックに感じている方もおられます。とはいえ、世界に誇れる日本車としてこれからもファンの間で大切に扱われて欲しいものです。