記事№7 デミオ

自動車界に新しい風を吹き込んだ?デミオの歴史

コンパクトカーの火付け役ともいえる車の中に、マツダのデミオがありますが、デミオは人々にどんな影響を与えたのでしょうか?どのように新しい風を吹き込んだのでしょうか?

そこで今回は、デミオの歴史について調べてみました。

当時の問題を排除した画期的な車

デミオが誕生したのは、1996年のことです。当時はミニバンが流行っていましたが、いくつかの実用的な問題もありました。その一つが全高です。立体駐車場に車を停めようと思っても、高さ制限があり、(1,550㎜まで)ミニバンでは立体駐車場に入庫できないことが一つの大きな問題となっていました。

そのため、目的地周辺の駐車場にわざわざ停めたり、買い物先を変更するなど、ミニバンを持っている方は思い煩いが一つ増えていました。そんな中、実用的な問題を解決するためにマツダが投入したのがデミオでした。

デミオはミニバンがクリアできなかった全高を1,550㎜以下に抑え、さらにリアシートをフルフラットにできるようにすることで、ミニバンのように荷物をたくさん置けるスペースを作り出し、実用的なコンパクトカーを誕生させ、新しい風を吹き込みました。

また当時は排気量1,500CC前後でミニバンのように扱える車が少なかったため、これまでミニバンを敬遠していた方たちからも支持を受け、その人気ぶりから、同年に日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞、およびRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するという快挙を成し遂げました。同時にコンパクトカーのニーズが大きい欧州での販売も行っています。

未来へつながる新技術

2002年には、エンジンやプラットフォームを一新した2代目デミオを発表し、販売開始1ヶ月で、月間目標台数の約2倍にあたる15,000台の受注を受けるなど、その人気ぶりは続きました。

2007年には、欧州市場での評価やコメントを本格的に取り入れ、個性的なデザインと、日常での使い勝手の良さや機能性を向上させた、3代目デミオを発表しました。

この時、マツダが開発した最新技術のSKYACTIV TECHNOLOGYを採用し、それによってもたらされた燃費性能、安全性能の向上などが評価され、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞を受賞しました。

2014年には4代目を発表し、ディーゼルエンジン車を導入するなど、ここでも自動車界に新しい風を吹かせました。このディーゼルエンジンこそがマツダの次なる戦略軸となっています。ディーゼル車といっても、一昔前の黒煙をまき散らす環境に悪いエンジンではなく、ガソリン車と同等のきれいな排気ガスを排出し、ディーゼルエンジン特有のパワー性能やクラストップの燃費性能を誇る技術で、多くの注目を集めています。

しかしこれらの技術ゆえに、車両販売価格がガソリン車に比べて高くなることや、振動やノイズなどがガソリン車より目立つといわれていますが、技術力ゆえの値段と考えれば納得できます。

今回は、自動車界に新しい風を巻き起こしたデミオの歴史を考えてきました。これからも高い技術を武器に、日本を代表する車になってほしいものです。