記事№1 クラウン

クラウンという高級セダンの地位を確立するまでの歴史

車が好きな方でも、そうではない方でも、トヨタのクラウンという車名を聞いたことがあるのではないでしょうか?

クラウンはトヨタをそして日本を代表する名車として語り継がれています。高級志向の車ですが、一度は乗りたい、所有したいという憧れの車でもあります。

そこで今回は、クラウンの歴史について調べ、どのような進化を遂げてきたのかを調べてみました。

クラウンの誕生と進化

クラウンが誕生したのは1955年です。当時の日本は、海外からの技術協力を得て車を生産するのが主流でしたが、トヨタは設計、開発、製造を自社で行い、当時としては珍しい純国産車を誕生させたのです。乗り降りが楽な観音開きドアを取り入れたことで、タクシー業界からの注目を浴び、支持されてきました。

のちにボディーサイズをワイド化した2代目が1962年に販売されると、タクシー業界をはじめ、富裕層からも多くの支持を集めました。

その後日本は高度経済成長期に突入します。高速道路が整備され、遠くに速く移動することを人々が求めるようになると、時代のニーズに答えるように3代目~5代目クラウンに改良を重ね、加えて安全性能の向上や高級車としての付加価値を加えることにも努め、現在の地位を確立しました。

その後も、今ではすっかりと浸透している4輪独立サスペンションや、ABSの先駆けとなる技術の導入、世界最高レベルの静粛性を求め、V8エンジンの開発、改良に励むとともに、安全面、環境面でも一切の妥協を許さず、高級セダンとして進化を続けました。

新しい時代への挑戦

時は流れ、21世紀という新しい時代が始まっていた2003年。高級セダンとしての地位を確立したものの、世間のイメージは中高年の乗る車で、若者とは無縁に思われていたクラウンがありました。

このままではいけないと、50年の歴史の中で築いてきた伝統を重んじながらも、デザインやイメージの刷新をテーマに、原点からの車づくりをもう一度行うという思いを持ち、12代目ZEROクラウンを発売したのです。

この戦略が見事にはまり、中高年の支持に加え、ターゲットとしていた若者からも人気を集め、様々な世代から愛されるクラウンが誕生したのです。さらに、これまでの伝統や技術を大切にしながらも、時代に合わせてさらに改良を加えて、より大胆に、そして強い個性を加え、2012年に14代目を発売し、進化を続けてきました。

このように、クラウンは高級セダンとして、初めから今に至るまで、そしてこれからも進化を続け、多くの人の憧れとなっていくでしょう。そのため、新車購入時はもちろん、中古車でも人気が高く、購入費用が高額になってしまうものの、購入したことを後悔させない、クラウンを所有していることの誇りを、そして最高のカーライフをいつまでも提供してくれるでしょう。